oakmoss - Kojima Reiko (小島令子)

車が好きです。

人間にとって欠かせない衣食住の中のまた別枠にある”車”という存在。

もちろん都心に住んでいれば無くても何の問題もありません。
今の都会に住む若者達からしたら、ただの贅沢品?もしくは無駄なもの?

そして今はエコカーと言われるものが主流の時代ですね。

10分単位の時間で利用できるコインパーキングでのレンタカーという便利なものも登場しているようで。

確かに必要なときに必要なだけ使える”道具”としての車もいいと思います。
ただどうしても私は、車も一つの愛すべき存在として見てしまうのです。

私の好きな車はたくさんありますが、特に好きなのは70年代の日本車。

本当に個性のある素晴らしいデザインの車達が溢れていた時代です。

機能・効率を重視し、無駄なものを一切省いてしまった最近の車にはない存在感。

そして絶妙なボディーカラーのキレイなこと!

当時はただ 「売れればいい」 ということだけでなくデザイナーや技術者が個性を競っていたように感じます。

そしてそんな個性的なものを、欲しい!と思えた消費者がたくさんいたことも。
ファッションだけでなく、こういった商業・工業デザインは本当にその時代が反映されるものですね。

全体的に60年代まではクラシックな上品さが漂っていましたが、

70年代に入ってからのドヤ感強めのデザインは車好きな人達の中でも賛否両論。

むしろ私はその好き嫌いのハッキリ別れるところがたまりません。

決して万人受けしない個性の強さ。

男の人の好みと一緒で、誰もが好きになるような爽やかイケメンにはまったく興味ありません。

そしてやっぱりそんな私の愛車は、発売された1977年当時下品なバッドデザインと一部の人たちから酷評されたもの。

そんなところがまさに愛すべき理由のひとつです。